はじめに|「何もしていない自分」を責めていた
実家のことを考えなきゃと思いながら、気づけば何ヶ月、あるいは何年も経っている。
そしてふとした瞬間に、「自分は逃げているのではないか」と責めてしまうことがあります。
私も、その気持ちを何度も経験しました。でも今振り返ると、後回しにしていた時間は無駄ではなかったと感じています。
後回しにしているのは「無関心」ではない
実家のことを本当にどうでもいいと思っているなら、そもそも検索もしません。
気になっているからこそ、考えるのが怖くなり、重くなり、手をつけられなくなる。後回しにしているのは、無関心だからではなく、簡単ではないと分かっているからかもしれません。
決めることが「何かを失うこと」に感じている
実家の話には、目に見えない感情が多く含まれています。
- 思い出(子ども時代を過ごした家)
- 親との距離感(元気なうちは触れたくない)
- 兄弟との関係(話し合うと揉めそう)
- 将来への不安(正解がわからない)
決めるということは、何かを選び、何かを手放すことでもあります。だからこそ、無意識のうちにブレーキがかかることがあります。
「ちゃんと考えたい」という気持ちが強すぎる
責任感が強い人ほど、簡単に決めてはいけないと思います。
- 中途半端な情報で判断したくない
- 誰かを傷つけたくない
- 後悔したくない
その気持ちがあるからこそ、動き出せなくなる。これは弱さではなく、真剣さの裏返しだと思います。
後回しにしている間も、心は動いている
表面上は何も進んでいなくても、頭の中では何度もシミュレーションをしています。
- もし売ったらどうなるか
- もし残したらどうなるか
- 兄弟はどう思うか
目に見えないところで、心は少しずつ整理されています。この時間は、決して無駄ではありません。
自分を責める前に考えてみたいこと
もし今、「何もしていない自分」を責めているなら、少しだけ問い直してみてください。
- 本当に何も考えていないでしょうか
- 何が一番引っかかっているでしょうか
- 何が分からないままでしょうか
責めるよりも、気づくほうが、次の一歩につながりやすいことがあります。
「小さな一歩」から始めるという選択肢
「全部決めなきゃ」と思うと動けなくなります。でも、小さな一歩だけならどうでしょうか。
たとえば、「実家の今の価値を知るだけ」なら、家族と話し合う必要もなく、自分一人で進められます。実際に査定を出してみると、漠然とした不安が「具体的な数字」に変わり、それだけで気持ちが軽くなることがあります。
また、「そもそも何から考えればいいのかわからない」という状態なら、無料の相続相談で全体像を把握するという選択肢もあります。専門家に「何から始めればいいですか」と聞くだけでも、次の一歩が見えてきます。
これから考える人へ
実家のことは、早く動いた人が正解という話ではありません。納得できるかどうか。自分なりに整理できたかどうか。
そこが整っていれば、遅すぎるということはないと、私は思っています。
このサイトでは、急がせることはしません。考える時間を取っている自分を、少しだけ肯定できる材料になれば嬉しいです。
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